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高齢者のトレーニングに慣れたジムを選ぼう

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スポーツジム、トレーニングジム、スイミングスクール、体操教室、ヨガ教室などで、高齢者のケガが増加傾向にあります。

骨折は寝たきりにつながりやすい

50歳代までは擦過傷、捻挫、打撲傷が多いのですが、60歳代を超えると骨折が一番で男性よりも女性のほうの割合が多くなります。女性ホルモンの分泌量が減り骨密度が低下しているからです。

例えば、転びそうになった時足が出なかったり手が出なかったりすると、バランスが取れないため大きなけがにも結び付きます。
トレーニングジムで、トレーナーの指示に従って反復横跳びをしていた時、体のバランスを崩して倒れてしまいとっさに出た手のつく場所が悪く手首を複雑骨折してしまいました。
トレーナーからするとまさか倒れこむとは思っていなかったでしょうし、倒れこんでも体力のある人なら足や手で支えるだろうと思いがちですが、体力も体感もない高齢者は支えることができません。

 

スポーツジムは最初に器具の使い方を説明してくれますが、その後は勝手に使ってトレーニングしてくださいのところがほとんどです。
足の可動域を広げる器具を使用中、近寄ってきた人がぶつかりそうになったので避けようと体をひねったらバランスを崩し器具に挟まってしまい、足を骨折した人がいました。

 

高齢者はちょっとしたことですぐに骨折してしまいます。亡くなった母は電動車いすから転げ落ちたときに大腿骨を骨折して寝たきりになりました。骨折が治るころには筋肉がなくなっているので歩けなくなります。若いうちはリハビリでちょっとずつ筋肉をつけていくことができますが、高齢者は骨折イコール寝たきりになってしまいます。

高齢者のトレーニングが得意なジムを選ぶ

高齢になると筋肉や骨の機能が弱くなり、認知機能やバランス感覚も低下します。若い人のようなトレーニングができなことのほうが多いため、シニア層の体力に精通したトレーナーならばケガや事故を回避できます。

 

例えば器具の使い方でも、高齢者は一度聞いたときには理解できたと思ってもいざやり始めると使い方が吟味になっていたり、間違った覚え方をしていることが多いため、トレーナーがついて指導してもらえるところが安心です。

 

実は2週間ほど前に、ショルダープレスの時に親指の付け根を痛めてしまい、翌週もちょっと無理してトレーニングをしたところ、どんどん痛みが出てしまい3週間目の昨日は、ベンチブレスとショルダープレスは今回スルーしましょうと助言していただきました。痛みがあるときは虫をしないで、痛めているところに負担のかからないトレーニングを進めてくれました。

 

高齢者はいつも体調が万全ではありません。天気によっても体が重く感じたり首や肩や腰が痛んだりします。高齢者のトレーニングに慣れているトレーナーであればその時々の体調によってプログラムを変えてくれたり、休むことを進めてくれたりと決して無理をさせません。

 

無理をさせると継続できないことを知っているからです。継続できないと筋肉が衰えていくだけなので寝たきりにつながってしまいます。10年後も20年後も動ける体になっているためには、不調の時は無理をせず、できる範囲のトレーニングだけするべきです。

 

最近では、シニア層向けのパーソナルジムやトレーニングジムが出てきているので、よく調べて選ぶことをお勧めします。

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