シニア世代が筋力トレーニングを行うことには、様々な健康的な効果が期待されます。正しいトレーニングを行うことで、身体の機能や日常生活の質を向上させることができます。シニア世代が筋トレを行うことで期待できる主な効果をいくつか挙げてみましょう。
1.筋力の向上
2.骨密度の向上
3.代謝の改善
4.バランスと柔軟性の向上
5.心臓と血管の健康
6.自立性の維持
7.まとめ
1.筋力の向上
筋力を向上させるためには、正しいトレーニングと栄養の両方が重要です。以下に、筋力を向上させるための基本的なアプローチをいくつか紹介します:
*正しい筋力トレーニング
- プログレッシブ・オーバーロード: 筋力を向上させるためには、徐々に負荷を上げていくことが重要です。トレーニングの難しさを上げることで、筋肉に新たな刺激を与えます。最初は20Kgから始めたベンチブレスを数か月かけて徐々におもりを増やしていくやり方です。始めたばかりの時は、20Kgが物凄く重く感じましたが、40Kgまで上げれるようになりました。
- 多角的なアプローチ: 特定の筋群だけでなく、全身のバランスを整えるためにさまざまな部位をトレーニングします。負荷をかけるだけの筋トレではなく、体幹Hiitトレーニング、腹筋Hiitトレーニング、スクワットHiitトレーニングなどを組み合わせることによって、全身のバランスを整えていきます。
- 大きな動きを取り入れる: 複数の関節を使う大きな動き(スクワット、デッドリフト、意思アップなど)を取り入れることで、複数の筋肉グループを効果的に鍛えることができます。例えばスクワットは最初は浅くしかしゃがめなかった動きでも、深くしゃがめるようになり深くしゃがめるようになったら大きなアップダウンを繰り返せるようになります。
- フォームに注意: 正しいフォームでトレーニングすることは怪我のリスクを軽減し、効果的なトレーニングを可能にします出来れば鏡を見ながら行うことで、正しいフォームを身に着けることができます。
*正しい栄養
- タンパク質摂取:タンパク質は筋肉の修復と成長に賭けます。高品質なタンパク質源(肉、魚、卵、乳製品、豆類など)をバランスよく摂ることが重要です。
- バランスの取れた食事: 筋肉の成長にはバランスの取れた食事が重要です。炭水化物や脂質も適切に摂取し、全体的な栄養バランスを見極めます。
- 水分摂取:十分な水分を摂ることで、筋肉の機能や修復に必要な栄養素を体内に運びます。
毎食気を付けていることは、食材にタンパク質は取れているか、ビタミン類は入っているか、炭水化物はきちんととれているかを考えながら献立をたてます。毎回違う献立を考えるのは大変なのでバランスの取れた献立を2~3種類くらいをローテーションしています。昔からまごわやさしいの食材を使うと自然にバランスが取れるので、まごはやさしいレシピを参考にするといいと思います。
*正しい休息と回復
- 十分な睡眠: 筋肉の成長や修復は睡眠中に行われるため、十分な睡眠を確保することが重要です。睡眠の質を上げる方法などでよくあげられるのが、寝る前の生活習慣を見直すことが大事で、食事は寝る時間の3時間前に済ませ、ぬるめのお風呂にゆっくりつかり、軽いストレッチを行うと言われています。
- トレーニング中の休息: トレーニングセット間やセッション中の休息を適切に取ることで、筋肉のリカバリーをサポートします。例えば30秒のHiitトレーニングをやったら10秒呼吸を整える時間を作ったり、曲に合わせたエクササイズも一曲の中に休める部分とマックスの部分を組み合わせることによって、大変だけど一曲やり切った達成感を味わうことができます。
*ストレスの管理
- 高ストレスは筋肉の成長を忘れることがあります。ストレス管理技術(瞑想、深呼吸、ストレッチなど)をしっかりと、正しくな回復ーをサポートします。深呼吸を取り入れたストレッチは、負荷がかかるときに息を吐き、もとに戻すときに息を吸うようにすると徐々に可動域も広がり、体に空気がいきわたるのでリラックスできます。
筋力を向上させるには、トレーニング、栄養、休息のバランスを大切にすることが大切です。また、個々の健康状態や目標に合わせてアプローチを調整することが大切です。
2.骨密度の向上
骨密度を向上させるためには、正しい運動、栄養、ライフスタイルの変更が重要です。骨密度を向上させることは骨折のリスクを軽減し、骨の健康をサポートする一助となります。骨密度を向上させるための方法をいくつか紹介します:
*重要な栄養素の摂取
- カルシウム:骨の主成分であるカルシウムを十分に摂ることが重要です。乳製品、緑黄色野菜、堅果など良いカルシウム源です。バランスのいい食事を心がけていても、どうしても足りないのがカルシウムでしたが、おじやに冷凍していた小松菜と乾燥エビを入れたり、おやつにチーズを食べることによってカルシウムを取り入れています。
- ビタミンD : カルシウムの吸収を助けるビタミンDも重要です。日光浴や食品からの摂取、サプリメントの使用が優先されます。日の出の朝日を浴びると体内時計も整うので、朝日を浴びながら軽いストレッチを行うことをお勧めします。
- タンパク質: タンパク質は骨の形成にも関与します。バランスの取れた食事から適切な量を摂るよう心がけましょう。タンパク質と言うとすぐに思いつくのが鶏むね肉ですが、魚やそのほかの肉にもタンパク質は含まれているので、バランスよく食べることが大事です。卵や大豆製品にもタンパク質は豊富に含まれていますので、組み合わせてタブることをお勧めします。
*正しい運動
- 重力負荷のあるウォーキング運動:、ジョギング、ハイキングなど、体重を支える運動は骨を刺激して骨密度を向上させます。外の運動が苦手の人は、家の中で足踏みや軽いジャンプをするだけでも運動になります。無理のない範囲で長く続けられる運動を探して自分のライフスタイルに合った運動をしてください。
- 抵抗運動:ウェイトトレーニングやバンドを使ったエクササイズなどの抵抗運動は骨密度を増加させる効果があります。普段は家での運動をしていても、専門のトレーナーの指導でエクササイズすることはとても大事なことです。正しいフォームで出来ているか、体力にあった負荷をかけられているかの判断は専門知識のある人に指導してもらうのが最善の方法です。
*健康的なライフスタイル
- タバコやアルコールの制限: タバコや過度のアルコール摂取は骨の健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、制限することが大切です。20年前は一日3箱吸うほどのヘビースモーカーでしたが、吸いたくなったら深い深呼吸をする方法で喫煙者でなくなりました。半年ほど深呼吸は続きましたが、いつも間にか深呼吸もしなくなり禁煙達成できた時のことを思い出します。
- 適度なカフェイン摂取: 長時間のカフェイン摂取はカルシウムの吸収を恐れる可能性があるため、摂取量に気を付けましょう。適度なカフェインは、体にもいいしダイエットの味方でもありますが、コーヒーは一日2杯と決めて、エナジードリングのようなものは口にしないようにします。
*定期的な健康チェック
- 骨密度測定(DEXAスキャンなど)を定期的に実施することで、骨密度の変化を把握し、必要な対策ができます。
一年に一度は健康診断を受けて、自身の体のことを知ってください。数値はうそをつきません。血糖値が高ければ毎朝リンゴ酢水を飲んで、血糖値の上昇を妨げることができます。血圧が高ければ、食事に酢玉ねぎを取り入れたメニューを足したり、海藻類を進んで食べるなど健康診断の数値によって食生活を見直すことができます。
*正しい栄養補助剤
- 医師の指導のもと、ビタミンDやカルシウムのサプリメントを使用することがございます。どうしても食事だけで改善できない場合は、サプリメントを摂取するのも一つの方法です。
毎日の食事となると、食材の好き嫌いやマンネリ化してしまうメニューによって毎日不足してしまう栄養素が出てしまいます。私の場合は、牛乳を飲むとおなかが張ってしまうためカルシウムが不足しがちです。そうゆうときにサプリメントを取って補えるのは便利なことです。
骨密度を向上させるには、栄養バランスを意識しながら、負荷のある運動を継続し、健康なライフスタイルを心がけることが重要です。ことも大切です。
3.代謝の改善
筋肉の増加は基礎代謝率を上昇させる助けになります。代謝が改善することで、体脂肪の燃焼が促進され、体重の管理が容易なります。
代謝を改善することは、エネルギー消費や体重管理、健康の維持が重要です。以下に、代謝を改善するためのいくつかの方法を紹介します。
*正しい食事
- 規則的な食事:食事を規則的な時間に摂ることで、代謝を安定させるお手伝いになります。ビタミンB2は、糖質、タンパク質、脂質の代謝、エネルギー産生に関与する栄養素なので積極的に摂りたい栄養素です。乳製品、動物性食品、豆類などに多く含まれています。
- 栄養バランス:タンパク質、炭水化物、脂質をバランスよく摂ることが重要です。無理なダイエットは代謝を低下させる可能性があります。
一人で栄養のバランスを管理するのはなかなかできるものではありません。食事管理アプリを用いて、毎食の記録を摂り普段の食事に過剰栄養素はないか、不足しがちな栄養素は何かを把握することです。これは朝の栄養バランスです。
*体重管理と運動
- 筋力トレーニング: 筋肉を増やすことで基礎代謝が向上します。定期的な筋力トレーニングを取り入れましょう。筋トレは道具がなくても、やろうと思えばどこでもできますが、ケガや継続していくには専門のトレーナーについて行うことをお勧めします。
- 有酸素運動:ウォーキング、ジョギング、水泳などの有酸素運動は代謝を高め、脂肪の燃焼をサポートします。家の中でも有酸素運動はできます。その場足踏みや緩いジャンプは道具も場所も取らないのでお勧めです。
*適切な水分摂取
- 十分な水分を摂ることで、代謝の効率を維持し、体内の代謝プロセスをサポートします。リンゴ酢水は、朝500mlのミネラルウォーターに大さじ1~2杯を入れて飲むと、一日の血糖値の上昇を防ぐことができます。またレモン水は、脂肪燃焼に役立つと言われているので、水分補給にお勧めです。
*十分な睡眠
- 十分な睡眠を摂ることで、代謝の効率を維持し、体内の代謝プロセスをサポートします。寝ることに集中すると眠れなくなってしまうため、ぬるめのお風呂に浸かった後、軽いストレッチをしながら深い深呼吸を繰り返すうちに、眠くなります。
*ストレス管理
- 何気なくのストレスは代謝を乱し、増加や健康上の問題が起こります。ストレス管理技術(瞑想、深呼吸、ヨガなど)を取り入れることで、代謝を改善することができます。スローテンポの曲をかけたり、明るすぎない部屋でセルフマッサージをしたりして、自分をいたわってください。
*ビタミンとミネラルの摂取量
- ビタミンB群、ビタミンD、亜鉛、マグネシウムなどの栄養素は代謝に関与しています。バランスの取れた食事を摂ることでこれらの栄養素を摂取しましょう。
*カフェインの摂取
- カフェインは一時的に代謝を刺激する効果がありますが、過剰摂取は睡眠や体調に左右されることがありますので適量を心がけましょう。
代謝を改善するには、健康的な食事と運動、質の良い睡眠、ストレス管理などの総合的なアプローチが重要です。個々のライフスタイルや健康状態に合わせて取り入れる方法を大切に選びます。
4.バランスと柔軟性の向上
バランスと柔軟性を向上させることは、日常生活の動作や運動パフォーマンスの向上、怪我の予防に役立ちます。
*バランスエクササイズ
- 一本足で立つ: 椅子などに手をついて、片足で立つ練習を行います。
- 目を閉じてバランスを整える: 閉じてバランスを整えることで、体の感覚と筋肉の協力が向上します。
*ヨガやピラティス
- ヨガやピラティスのポーズはバランスを向上させるのに効果的です。 特に一本足でのポーズや体幹を強化するポーズが役立ちます。
*バランスボードやトレーニングツールの利用
- バランスポールやバランスボールを使ってバランスを鍛えることができます。安定した表面ではなく不安定な表面でトレーニングすることでバランス感覚が向上します。
*柔軟性を向上させる方法
- 静的ストレッチ:各筋肉グループをゆっくりと引き延ばす静的ストレッチを行います。ストレッチを継続的に行うことで柔軟性が向上します。
- 動的ストレッチ:軽いジャンプやスイングを行った動的なストレッチを行います。運動前に柔軟性を高める効果があります。
*正しい姿勢の保持
- 日常生活で正しい姿勢を守ることで筋肉が硬くなることを防ぎ、柔軟性を維持します。
*コンディショニング
- 筋力トレーニングを行い、筋肉のバランスを保つことで柔軟性も向上します。 筋肉のアンバランスが柔軟性を低下させることがあるため注意が必要です。
バランスと柔軟性を向上させるためには、定期的な練習とコンスタントな取り組みが必要です。無理なストレッチや運動は怪我の原因となる可能性があるため、無理なく続けることが大切です。のアドバイスを受けたり、個人の体調に合わせたアプローチをとることが重要です。
5.心臓と血管の健康
正しい運動や筋力トレーニングは心臓と血管の健康を促進し、心血管疾患のリスクを軽減する可能性があります。
心臓と血管の健康を促進することは、血管心疾患のリスクを軽減し、全体の健康をサポートする重要な健康目標です。以下に、心臓と血管の健康を促進するための方法を紹介しますます:
*バランスの取れた食事
- 低脂肪食:飽和脂肪酸を制限し、ヘルシーな脂肪源(オメガ-3脂肪酸が多い魚、オリーブオイルなど)を摂取することが重要です。
- 野菜と果物の摂取:ビタミン、ミネラル、抗酸化物質を豊富に含む野菜や果物を食事に取り入れることで、心血管の健康をサポートします。
- 食物繊維:穀物、豆類、野菜などの食物繊維を摂ることで、コレステロール値を改善し、血糖値の上昇を抑えます。
最近の朝の食事は、ライムギパンのトーストにクリームチーズ塗ってカムをのせて4等分したゆで卵をのせて酢玉ねぎを上からかけて食べます。飲み物はトマトジュースにMCTオイルを入れて飲みます。
*正しい運動
- 有酸素運動:ウォーキング、ジョギング、サイクリングなどの有酸素運動は心臓と血管の健康を促進します。週に150分以上の有酸素運動を目指しましょう。
- 筋力トレーニング:筋肉を鍛えることで基礎代謝が向上し、体重管理や糖代謝をサポートします。
*禁煙
- タバコは心血管疾患のリスクを高めることになります。禁煙を検討し、喫煙をやめることで健康を改善できます。
*正しい体重の維持
- 正しい体重を維持することで、心臓への負担を軽減し、糖尿病や高血圧などのリスクを軽減できます。
毎朝体重と体脂肪率を記録することによって、前日の食生活や運動量の影響を知ることができます。例えば体重が増えていた場合は前日の食生活を見直すことができます。
*アルコール摂取制限
- 過度のアルコール摂取は高血圧や心臓疾患のリスクを増加させます。
心臓と血管の健康を促進するためには、バランスの取れた食事、運動、ストレス管理、健康習慣の維持が重要です。 定期的な健康チェックと専門家のアドバイスを受けながら、健康な生活を実現しますしましょう。
6.自立性の維持
日常生活の自立性を保つことは、高齢化や健康の維持に関して重要です。 自立生活を続けるためには、身体的、精神的な、社会的側面のバランスを良くケアすることが大切です。以下に、日常生活の自立性を高めるための方法をいくつか紹介します:
*運動と体力維持
- 定期的な運動を継続することで、筋力やバランスを維持し、日常生活の動作をスムーズに行えるようになります。 ウォーキング、ストレッチ、筋力トレーニングなどを取り入れましょう。
週に1回の筋トレと週に1回のピラティスをやっていても、体の固さから肩こりと腰痛に悩まされているため、毎日のストレッチは欠かせません。
*栄養と健康的な食事
- バランスの取れた食事を摂ることで、身体の健康を維持し、エネルギーを選びます。必要な栄養素を含む食品を摂取することを心がけましょう。
偏った食事をしていると、便秘になったり、貧血を起こしたり、血圧やコレステロール値の上昇につながります。食材に迷ったら、「まごわやさしい」の言葉を思い出し、豆類、ゴマ、わかめなどの海藻類、野菜、魚、シイタケなどのキノコ類、イモ類をバランスよく食べることをお勧めします。
*認知機能の維持
- 脳を活性化させるために、読書、パズルゲーム、学習など認知機能を刺激時間を設けるようにしましょう。
何か新しいことを始めると脳が活性化すると言われています。主人は60歳になるころ物忘れがひどくなって、ゴルフを始めました。4年が経ちましたが60歳のころよりものをなくさなくなりました。
*社交的な活動
- 友人や家族との交流を賢く、孤独感を避けます。コミュニティ活動や趣味のグループに参加することも良い方法です。
歳をとると外に出るのが億劫になったりしがちですが、積極的に人と接することは脳の活性化には必要不可欠です。
*ストレス管理
- ストレスをうまくコントロールするためにリラクゼーション技術や瞑想を取り入れることで、心身の健康をサポートします。
時にはマッサージをしてもらったり、エステに行ってリラックスすることは体の緊張がほぐれてストレスの発散にもなります。
*自己管理能力の向上
・日常のタスクや予定を整理し、必要なことを計画的に実行する能力を育てましょう
*環境への適応力
- 変化に適応する柔軟性を持ち、新しい状況に対応する力を養うことが大切です。
自立的な生活を続けるためには、健康的な習慣を取り入れ、認知機能や体力を維持する努力が必要です。が大切です。
7.まとめ
上記の効果がすべて適合され、シニア世代が自分の健康と生活を管理し、充実した生活のための基盤が築かれます。
重要なのは、正しい指導やプログラム、その後、自分の体力や健康状態に合ったトレーニングを行い正しい食生活と質のいい睡眠をとることです。医師や専門家のアドバイスを受けながら、寝たきりにならない健康な老後を目指しましょう。
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